骨シンチグラフィを臨床に活かす
- 医薬品にかかる「警告・禁忌等を含む使用上の注意」ならびに医療機器にかかる「使用上の注意」等の最新の情報は電子化された添付文書等をご参照ください。
- 紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
骨シンチグラフィは、全身の骨代謝の状況を調べる核医学検査です。前立腺癌、乳癌および肺がんなどの転移性骨腫瘍、原発性骨腫瘍、その他、骨髄炎、関節炎、骨折などの骨疾患の診断に用いられています。
転移性ホルモン感受性前立腺癌:mHSPC
近年、進行前立腺癌における治療薬の開発は目覚ましく、治療選択および効果判定において画像診断を用いた定期フォローアップは、その重要性が高まっています。進行前立腺癌の各病態(mHSPC、M0CRPC、mCRPC)に対する骨シンチグラフィを用いた画像フォローアップについて、横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司 先生より、ポイントを絞ってご解説頂いています。
骨シンチグラフィの撮像法は平面像であるプラナー撮像が標準ですが、断層像が得られるSPECT撮像を追加する事で特異度が向上するとされています。1)
SPECT画像とCT画像の融合画像は偽陽性の鑑別に用いられるなど、SPECT/CTカメラの普及が今後も望まれます。
核医学画像解析ソフトウェアの登場によって、骨シンチプラナー画像をもとに、「全身骨格に対する骨転移腫瘍領域の構成比であるBSI(Bone Scan Index)という指標」、また、骨SPECT画像をもとに、「病変毎のSUV(Standard Uptake Value)という指標」を自動的に算出することが可能となり、近年、骨転移の定量的なアプローチが注目されています。
管理医療機器
一般的名称:汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム
製造販売:日本メジフィジックス株式会社
販売名:核医学画像解析ソフトウェア VSBONE BSI
認証番号:301ADBZX00029000
管理医療機器
一般的名称:汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム
製造販売:日本メジフィジックス株式会社
販売名:核医学画像解析ソフトウェア medi+FALCON
認証番号:301ADBZX00045000