テクネチウム調製用キット使用の手引き

お役立ちコンテンツ:メジテック®の溶出操作手順

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メジテック(R)の溶出操作手順1
バイアル入り日局生理食塩液(以下,生食バイアル(右記①))には5mL,10mL,又は15mLがあり,コレクションバイアル(右記②)には5mL用,10-15mL用があります。必要な溶出液の量,濃度などを考慮して,適切なバイアルを選択してください。
コレクションバイアルの容量ごとにコレクションバイアル用鉛シールド(以下,シールド(右記③))があります。対応したものを使用してください。

 

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メジテック(R)の溶出操作手順2
コレクションバイアルのキャップを外し,シールドに入れてください。

 

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メジテック(R)の溶出操作手順3
生理食塩液側の針カバーにはセキュリティシールが貼られています。セキュリティシールをはがし,針カバーをはずしてください。

注)針カバーは失くさないように保管してください。

 

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メジテック(R)の溶出操作手順4
生食バイアルのゴム栓表面を日局消毒用エタノール(以下,エタノール)で拭き,生理食塩液流入ニードル(断面図参照)に垂直にしっかりとさしこんでください。

 

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メジテック(R)の溶出操作手順5
溶出液流出ニードル側の針カバー(以下,溶出側針カバー)を取りはずしてください。

注)空溶出を防止するため,溶出側針カバーは,生理食塩液流入ニードルに生食バイアルが挿入されていない状態では,はずれないようになっています。

 

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メジテック(R)の溶出操作手順6
手順2でシールドに入れたコレクションバイアルのゴム栓をエタノールで拭き,溶出液流出ニードル(断面図参照)に垂直にさしこんでください。
以上の操作により溶出が始まり,30~90秒で溶出は完了します。

注)溶出途中に溶出液流出ニードルからコレクションバイアルをはずさないでください。カラム内に生理食塩液が残留すると,次回溶出時の溶出率が低下する恐れがあります。
溶出途中にコレクションバイアルをはずしてしまった場合には,新たなコレクションバイアルを溶出液流出ニードルにさしこみ,カラム内に残留した生理食塩液を完全に溶出してください。

 

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メジテック(R)の溶出操作手順7
溶出後:シールドを垂直に引き上げて,コレクションバイアルを溶出液流出ニードルからはずします。手順5で取りはずした溶出側針カバー内の溶出用ニードルガードバイアル(断面図参照)のゴム栓をエタノールで拭き,溶出用ニードルガードバイアルを溶出液流出ニードルにさしこんでください。

注)空になった生食バイアルは,次回の溶出まで生理食塩液流入ニードルから取りはずさないでください。

 

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メジテック(R)の溶出操作手順8
再溶出(2回目以降の溶出):生理食塩液流入ニードルから前回溶出時に使用した空の生食バイアルをはずします。次に,新しい生食バイアルを準備し,手順4の操作を行ってください。その後,溶出側針カバーをはずし,手順6の操作を行い,再溶出を行ってください。

注)テクネチウム‒99mの壊変によりテクネチウム‒99が生成します。一度溶出してから次に溶出するまでの間隔が長くなると,溶出液中のテクネチウム‒99が多くなり,放射化学的純度の低下や副反応の進行を招く恐れがあります。これを避けるため,毎日同じ時刻に溶出操作を行うことが,放射性医薬品取り扱いガイドラインにおいて推奨されています。標識条件等の詳細に関して,各キット製剤の最新の添付文書をご確認になったうえで調製を行ってください。

メジテック断面図
メジテック断面図