日本メジフィジックス株式会社
トップページ 前立腺がんとは? 密封小線源治療法とは? ブルークローバーキャンペーン 市民公開講座 全国病院リスト 患者さん向けパンフレット リンク 参考図書
ブルークローバー・キャンペーンブルークローバー・キャンペーン2009 シンポジウム

パパの明日を、まもりたい。
がんを知ろう
〜前立腺がんの検診から治療まで〜
-----
主 催:ブルークローバー・キャンペーン運営委員会
財団法人日本対がん協会、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会、朝日新聞社
後 援:社団法人日本泌尿器科学会、日本人間ドック学会、日本放射線腫瘍学会、財団法人前立腺研究財団
特別協賛:アストラゼネカ株式会社
協 賛:日本メジフィジックス株式会社、ベックマン・コールター株式会社

part1:専門医による講演
「前立腺がんってどういう病気?」
札幌医科大学泌尿器科学 講座講師
北村 寛 先生

前立腺がんを早期発見するためにPSAのチェックを

前立腺は精液の一部である前立腺液を分泌する臓器です。膀胱の下にあり、中を尿道が通っています。前立腺は年齢とともに大きくなり、50歳以降、一層大きくなる傾向が見られます。

平均余命が延び、食生活など環境因子が変化していることに加え、診断法の進歩で発見が容易になったこともあって、日本の男性における前立腺がんの罹患率は急速に高まっています。前立腺がんの罹患率は高齢になるほど高く、発見される平均年齢は70歳前後といわれます。

前立腺がんが発見されるきっかけとして、排尿症状で泌尿器科を受診した、あるいは腰痛などで整形外科を受診したら前立腺がんの骨転移だったといったこともありますが、近年は検診により無症状の状態で発見される人が増えています。

では、症状がないのに、なぜがんが見つかるのか。その指標となるのがPSA(前立腺特異抗原)の値です。本来、血液中のPSAは微量ですが、前立腺の病気になると高い値を示します。PSA値が5であれば約20%、10であれば30%強、50を超える高い値であれば90%以上の確率で前立腺がんが発見されています。

前立腺がんの疑いがある場合の検査法として、PSA検査のほか、直腸診(触診)、超音波(エコー)検査があります。いずれかで異常が認められた場合、前立腺生検で確定診断を行います。生検でがんが検出された場合、病期診断を行い治療に入ります。また、生検でがんが検出されなくても、半年あるいは1年に1回はPSA検査が必要です。

PSA検査は、早期に前立腺がんを発見するとてもよい方法です。早期発見を心がけることが大切です。

PSA値と前立腺がん発見率

▲TOP