日本メジフィジックス株式会社
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ブルークローバー・キャンペーンブルークローバー・キャンペーン2009 シンポジウム

パパの明日を、まもりたい。
がんを知ろう
〜前立腺がんの検診から治療まで〜
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主 催:ブルークローバー・キャンペーン運営委員会
財団法人日本対がん協会、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会、朝日新聞社
後 援:社団法人日本泌尿器科学会、日本人間ドック学会、日本放射線腫瘍学会、財団法人前立腺研究財団
特別協賛:アストラゼネカ株式会社
協 賛:日本メジフィジックス株式会社、ベックマン・コールター株式会社

part4:パネルディスカッション Q&A
司 会:小西 宏
(日本対がん協会マネジャー・元朝日新聞医療グループ記者)

北村寛先生、塚本泰司先生、米長邦雄さん、八島美夕紀さん(故三波春夫さんの長女)が前立腺がんとのつきあい方について語り、出席者からの質問に答えました。

Q1:前立腺を全摘予定。どうしてもしなければならないか?

塚本

あくまでもケースバイケースですから、この情報だけで判断するのは難しいです。がんが前立腺の中にとどまっているのなら根治療法も可能なので、泌尿器科の医師は、手術か放射線療法を提示すると思います。しかし、80歳ぐらいの人には、ホルモン療法を提示する場合もあります。医師はガイドラインにのっとり、複数の治療法、およびその患者さんに適応する治療法を説明しなければなりません。納得した上で、ご自分で選択することが大切です。


Q2:治療法を選択するにあたって留意すべきことは?

米長

前立腺がんの治療は、選択肢が複数あることが多いです。患者さんに「選択肢があります。あなたが決めてください」と言ってくれる先生は、よい先生だと思います。
人によって状況は異なるわけですから、自分が勉強して自分で治療法を決めなければなりません。「あなたはがんです」と言われると、やはり嫌なものです。しかし、自分の命がかかっているので、私は将棋研究の10倍ぐらい勉強しました(笑)。自分で人生を決め、決めたら微動だにしないことです。


Q3:前立腺がんに関し、家族はどんな支援が必要か?

八島
三波クリエイツ代表取締役
元三波春夫PSAネットワーク 代表
八島 美夕紀 さん

父の晩年の11年間、マネジャーを務めましたが、そのうち7年間が病気と共にありました。逝去の翌年からPSA検査を呼びかける活動を始めましたが、男性は注射器嫌いの方が多く、これが難問と実感しています。後押しにはやはり女性の力が必要です。女性からも、周りの大切な方々にPSA検査をお勧めください。
また、ご主人が闘病中という方も多いと思いますが、ご自分の健康にも十分配慮なさってください。患者さんにおかれましては、治療と節制で永らえられますと、より良い薬、より効果的な治療に出合うことができると思っております。


Q4:前立腺肥大症から、前立腺がんに進行するのか?

北村

前立腺肥大症と前立腺がんは、まったく別のものですが、自覚症状はよく似ているので「おしっこの出具合が悪い」「血尿が出る」などがある方は、早めに専門医を受診することをおすすめします。


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