- 警告・禁忌を含む使用上の注意等は、添付文書をご参照ください。
- 紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
- DaTViewによる画像解析は、核医学画像解析ソフトウェア「medi+FALCON※」を使用することで実施可能です。
※認証番号:301ADBZX00045000
診断病名 全経過6年のDefinite DLB
既往歴 | 心房細動、高血圧症、肺癌術後 | ||||||||||||||||||
家族歴 | 姉がパーキンソン病 | ||||||||||||||||||
現病歴と 経過 |
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特 徴 | ・初期から幻視が目立ち、運動障害は比較的軽度。 ・幻視以外の精神症状は目立たなかった。 |
全体的にびまん性の軽度萎縮があるが、海馬の萎縮は強くない。
DaTView 結果画像
※SBRは使用機種、コリメータ、画像再構成法等によって変動します。
左優位の高度集積低下を認める。
びまん性新皮質型(Diffuse neocortical type pathology)レビー小体型認知症
脳幹部領域 | 前脳基底核/辺縁系領域 | 新皮質領域 | ||||||||
Ⅸ-Ⅹ† | 青斑核 | 黒質 | マイネルト 基底核 |
扁桃核 | 経嗅 内野 |
帯状回 | 側頭葉 | 前頭葉 | 頭頂葉 | |
レビー病理の スコア |
3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 1 | 2 |
† Ⅸ-Ⅹ:舌咽迷走神経
レビー病理のスコア 0: None 1: Mild 2: Moderate 3: Severe 4: Very severe
NFT: Braak stageⅡ
老人斑: CERAD B
嗜銀顆粒性認知症、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、
皮質基底核変性症の病理は認めない。
粗大なものは認めない。
脳幹から辺縁系、さらに新皮質(中前頭回、中側頭回、下頭頂小葉)にかけて非常に多くのレビー小体が広がっており、病理評価の基準ではびまん性新皮質型と考えられた。神経原線維変化はBraak stageⅡで老人斑の沈着はそれほど強くなく、アルツハイマー型認知症としての病理像の可能性は非常に低いと判定した。 本例の幻視は、レビー小体型認知症(DLB)による神経症状であると考えられた。 |
機種名 | シーメンス SymbiaE |
データ処理装置 | e.soft |
使用コリメータ | LMEGP |
撮像開始時間 | 投与180分後 |
収集モード | continuous |
収集角度 | 4度/step |
ステップ数 | 45 |
収集時間 | 28min |
収集拡大率 | 1.45 |
マトリックスサイズ | 128×128 |
ピクセルサイズ | 3.3mm |
スライス厚 | 3.3mm |
前処理フィルタ | Gaussian FWHM7mm |
再構成フィルタ | - |
オーダー | - |
カットオフ周波数 | - |
画像再構成法 | OSEM(iteration:8 subset:6) |
減弱補正 | なし |
散乱線補正 | なし |