緊急連絡体制
人身・設備事故、火災・地震など緊急事態に備えて防災対策マニュアルを整備し、緊急時における適切な処置、速やかな通報などが確実に実施できるよう体制を整えています。
また、放射線施設では、放射線を検出する機器を常備し、常に放射能のレベルを監視するとともに、万一の放射性物質による汚染の防止および拡大に対する措置を講じるほか、法令に基づき従業員の教育を行っています。
防災訓練
本社
本社では、消防法に基づき作成した消防計画に従って、防災訓練を毎年実施しています。訓練では、地震および火災発生時に本社災害対策本部を迅速に立ち上げ機能させるべくシミュレーションを実施しています。また、通報訓練や、従業員が安全に屋外に退出できるよう避難訓練、消火器の使用訓練も別途実施しています。
千葉事業所
千葉事業所では2015年から2017年にかけ、屋外消火栓を使用した放水訓練、消火器の使用訓練、津波を想定した避難訓練を実施しました。また新たな取り組みとして、従業員の防災意識向上のために、避難用酸素マスクや防災テントなどの防災品の使用体験会を行いました。設備面では緊急地震速報受信機を設置し、大きな地震の発生に対して備えるなど、防災体制の強化を図り、非常時に対処できるようにしています。
兵庫工場
兵庫工場では避難、火災などの災害発生時の安全確保、初期対応の備えとして、非常防災体制の立ち上げ、初期消火、通報避難の訓練を実施しています。
実施に当たっては三田市消防本部の立会いの下、消火器等の操作、防災体制への助言指導をいただいています。また、緊急連絡網の通報訓練や緊急時における災害備蓄品の保管も行っています。
神戸市消防局との連携訓練
特殊災害に関する協力協定に基づき、放射性医薬品の輸送事故発生時において神戸市消防局と兵庫工場は連携して対応にあたるとしています。
また、通常時においては放射線に関する基礎知識・測定に関する講義、放射線施設の状況(現場見学)、災害訓練を定期的に行っています。
神戸市消防特殊災害隊(HAZMAT)との合同訓練
神戸市からの依頼を受け、特殊災害を想定した訓練を神戸市消防特殊災害隊と合同で行っています。特に、放射線汚染を想定した特殊災害に対する対応方法について、机上教育を含めて実施しています。