財団法人 日本サッカー協会
小倉純二 会長
「前立腺がん」の「早期発見・適切治療の大切さ」を発信するブルークローバー・キャンペーン。この活動趣旨に大きな理解と賛同をいただいているのが、財団法人 日本サッカー協会です。同協会の小倉純二会長に、活動に協力いただく背景をうかがいました。
「サッカー競技の普及及び振興を図り、もって国民の心身の健全な発達に寄与すること」を目的の一つとする、財団法人 日本サッカー協会。生涯スポーツ、生涯サッカーを奨励するその立場から、健康問題には特に関心をもって取り組んでいるといいます。
「われわれが主催するシニアサッカー大会の中でも『70歳以上』のカテゴリーが存在するように、サッカーは、子どもからお年寄りまで幅広い年代が楽しめるスポーツ。元気で長生きして、サッカーを末永く楽しんでほしいと思っています。その一環として、前立腺がんの早期発見を啓発するブルークローバー・キャンペーンの活動への協力は惜しみません」と小倉会長。
会長自身も過去に前立腺肥大の治療を受けた経験があることから、前立腺関連の病気には特に関心が高く、毎年PSA検査を受診されています。ブルークローバー・キャンペーンの存在を知ったのも、泌尿器科の先生との問診がきっかけであるとか。「協会の定期健診の検査選択項目にはPSA検査が含まれており、職員の間でも、検査の認知度は高いですよ」と小倉会長。
シニア大会開催の際に、ブルークローバー・キャンペーンを紹介できたら、と常々考えていた
先般、同協会主催のもと藤枝市で開催された「第10回 全国シニア(50歳以上)サッカー大会」の会場において、ブルークローバー・キャンペーンが情報提供の機会をいただいたのも、小倉会長をはじめとする同協会の理解と協力があってこそ(詳しくはブルークローバー通信vol.3を参照)。シニア大会でのブース出展で、(PSA検査推奨年齢でもある)50歳以上の参加者がどんな反応を示してくれるか楽しみにしていた、とも明かしてくれました。
「私の周囲でも、PSA検査によって早期に前立腺がんが見つかった人がいます。PSA検査でリスク管理することは、健康な生活を維持して、サッカー を長く楽しんでいただく重要なひとつの方法。スポーツ団体として、今後もブルークローバー・キャンペーンの周知に協力していきます」と力強い言葉で締めくくってくれた小倉会長。健康問題に関する取り組みへの熱意を表すかのように、熱い口調で約束≠オていただきました。