ブルークローバー・キャンペーン2014 パパの明日を、守りたい。「前立腺がん」の「早期発見・適切治療の大切さ」を伝えます。
ブルークローバー通信 vol.18-3 2015.01.14 ブルークローバー・キャンペーン運営委員会

前立腺がん 知ることの大切さ ブルークローバー・キャンペーン2014 前立腺がん啓発活動リポート3

ブルークローバー・キャンペーンは、前立腺がんの早期発見・適切治療を推進し、日々進化する治療の最新情報を伝える取り組みを続けています。

その活動の一環として、毎年秋には複数の医療機関と協力し、無料PSA検査の提供のほか、前立腺がんの基本的知識を広く発信する活動を展開。年を追うごとにその協力医療機関数を増やし、キャンペーンのメーンメッセージである「前立腺がんの早期発見・適切治療」の大切さを、全国に浸透させています。

12/20(土)日本医科大学 PSAスクリーニングキャンペーン
前立腺がんの正確な知識を今回も発信

正午の受け付け前から、都内はもちろん近隣県(神奈川・千葉・埼玉・茨城)からも参加者が訪れます。その数は市民公開講座に116人、無料PSA検査に259人と、例年通りのにぎわいをみせます。

市民公開講座は、近藤幸尋先生(泌尿器科主任教授)座長のもと、前立腺がんの「診断(赤塚純助教)」から始まり、三つの治療法「手術(Mア務准教授)」「放射線(武田隼人助教)」「ホルモン(戸山友香助教)」の最前線を解説しました。また近年注目されている「去勢抵抗性前立腺がん(木村剛准教授)」の病態や治療法に関しても解説を行いました。前立腺がんでない人にこそ参加してもらい、正確な知識を身につけて帰ってほしいとの思いから、毎年のイベント開催を重ねる同大学。参加者は各講師の話にじっくりと聞き入ります。「前立腺がんという疾患への知識を深めることができた」「先生方の資料は具体的で映像もあり、とてもわかりやすかった」「今まで、前立腺がんを安易にとらえていたところがあり、反省している」などのアンケート結果も得られ、ねらい通り、前立腺がんの正しい知識を提供できたという実感を得たといいます。

事前申し込みを約300人から受けていた無料PSA検査も、採血が滞りなくできるよう採血会場を2カ所に増設。公開講座後は四つの個室の「質問コーナー」を設け、参加者が普段感じている疑問や不安の解決にひと役。3回目の開催となったこのイベントを通して、正確な知識の輪は、回を重ねるごとに広がっていくことでしょう。