ブルークローバー・キャンペーン2015 パパの明日を、守りたい。「前立腺がん」の「早期発見・適切治療の大切さ」を伝えます。
ブルークローバー通信 vol.20 2015.7.8 ブルークローバー・キャンペーン運営委員会

予防医療の意識向上の貢献 第23回「美心祭」開催リポート

2006年の発足以来、前立腺がんの「早期発見・適切治療の大切さ」を広く発信しているブルークローバー・キャンペーン。その活動を全面的に支援して いる「医療法人 社団美心会 黒沢病院附属ヘルスパーククリニック」で、恒例の「美心祭」が行われました。

病気の早期発見と適切治療を念頭に開催23回を重ねる恒例の病院祭

来場者にあいさつする黒澤功理事長
来場者にあいさつする黒澤功理事長
趣向を凝らした企画で幅広い世代が楽しめる「祭」に
趣向を凝らした企画で幅広い世代が楽しめる「祭」に

5月24日に開催された「美心祭」は、群馬県高崎市の中居地区、矢中地区をはじめとする近隣住民の間で定着している病院祭で、毎回の開催を楽しみに待つ人が多いことでも知られています。23回目の開催となる今回は、医師による講演、医療介護コーナーのさらなる充実を図り、地元学校や企業、ボランティアの協力により、催し物を拡充。新たな層の来場者の獲得に努めた結果、5000人以上の来場者を集めました。

あいさつに立った黒澤功理事長は「検査や治療に対する不安や恐怖心を払拭(ふっしょく)し、病気の早期発見と適切治療につなげることを目的に、これまで開催を続けてきました。今回で開催23回を重ね、近年は目的意識と高い期待を持って来場される人が多くなりました」と、開催のねらいやこれまでを振り返り、「そういった多くの声に応えられるような企画をして、これからも継続していきたいです」と話しました。

幅広い話題で行われる医師講演 前立腺がんの啓発にも注力

前立腺がんの情報を豊富に掲示
前立腺がんの情報を豊富に掲示

豪華な賞品が用意された抽選会や、豊富な飲食ブース、さらに群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」の来場など「祭」にふさわしい企画が充実するなか、各領域の医師が行う医師講演も、毎回の目玉です。「腎尿管結石の診断と治療〜診療ガイドラインに沿って〜」「尿漏れ〜手術の話〜」「前立腺肥大症に対するPVP(光選択式前立腺レーザー蒸散術)」「脳血管内治療による認知症の予防と治療:昨年オープンした脳卒中センター配属の脳神経外科医師による講演」「肛門(こうもん)からカメラを入れずに検査が実施できる大腸3D−CT検査の紹介」など、様々なテーマに沿った最新の医療情報が提供され、来場者の関心をひいていました。

前立腺がんの講演に耳を傾ける聴講者
前立腺がんの講演に耳を傾ける聴講者

また、ブルークローバー・キャンペーンを強力にサポートする同院ならではの特徴として、前立腺がんやPSA検査に関する講義や体験の充実ぶりも目をひきます。キャンペーンの活動内容を紹介する様々な掲示物のほか、「前立腺がんの早期発見に向けて:PSA検査および前立腺がんの治療法の選択について」と題した講演は2回に分けて実施。黒沢病院院長の山中英壽先生と、同診療統括部長の小倉治之先生が講師を務め、夫婦や家族連れを含めた多数の聴講者が講演に聴き入っていました。講演終了後は、聴講者のうち希望者全員に無料でPSA検査を実施。38人が、前立腺がんの「早期発見」につながる体験を、身をもって行っていました。

講演する山中英壽先生
講演する山中英壽先生

企画にあたったスタッフのみなさん
企画にあたったスタッフのみなさん