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「前立腺がん」の「早期発見・適切治療の大切さ」を発信するブルークローバー・キャンペーンは、7月13日にJOYXゴルフ倶楽部 上月コース(兵庫県佐用町)で行われたゴルフトーナメ ント「JOYX OPEN 2013」にブースを設置して情報を発信。大会を通じて、今年も来場者にキャ ンペーンメッセージを伝える機会を得ました。
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年を追うごとに増加している前立腺がんの患者数。厚生労働省の3年ごとの全国患者数調査では、2005年以降は胃がんや結腸・直腸がんを抜いて男性がんの第1位となり、年間患者数は約18万人と推計されています。
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また前立腺がんは、中高年の男性に多く見られるのも特徴の一つ。ブルークローバー・キャンペーンでは、中高年男性をはじめとするゴルフ愛好家とその周囲の方々に、前立腺がんの実態と、少量の血液検査で治療効果判定ができるPSA検査について広く伝え、末永く健康でゴルフを楽しんでもらいたい、という思いを込めて、例年「JOYX OPEN」のトーナメント会場にキャンペーンブースを出展。観戦に訪れたゴルフファンとその家族の皆さんに、これまでも前立腺がん啓発のキャンペーン活動をアピールしてきました。
(ブルークローバー通信vol.2およびvol.8参照)
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今回もブースでは、JOYX所属のプロゴルファーによるビデオメッセージ放映のほか、キャンペーンのピンバッジをはじめ啓発資料各種を配布。ブース出展は2011年からということもあり、ギャラリーの中には毎年立ち寄ってくださる方も。「昨年も、ブースでピンバッジをもらった」という女性は「ピンクリボン(乳がんの啓発キャンペーン)のイベントで知り合った人に『ブルークローバー・キャンペーンのバッジをもらってきてほしい』と頼まれて」と、ピンバッジをお持ち帰り。
来場者に配布した啓発資料各種を手にする
スタッフ
キャンペーンのピンバッジ
「通院している病院のスタッフに配布するから」と、バッジを持ち帰ってくださった男性や、受け取ったバッジをさっそく衣服につけてくださる方、「僕も“ブルー”だよ」と履いている青いズボンを指さしてキャンペーンスタッフに声をかけてくださる方など……。JOYX OPENではすっかり恒例となったキャンペーンブースでは、コミュニケーションカラーの「青」や、ピンバッジを通じて、たくさんのコミュニケーションが生まれていました。
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来場者に手渡されたバッグにも、キャンペーン
のロゴマークが
もちろん、前立腺がんの情報収集の場としても機能したキャンペーンブース。「PSA検査を受けた会社の同僚が、今度、生検(前立腺の組織を採取し悪性か良性かを判断。PSA検査の結果、前立腺がんが疑われる場合に行う)をすることになって」とブースに立ち寄ってくださった男性。PSA検査はどこで受けられるのか? 転移はするのか?など気になる点をいくつも質問されました。スタッフによる説明で(PSA検査による)早期発見で治療の選択肢が増えると知り、納得した様子。「年に一度、PSA検査を受けますよ」と「約束」し、キャンペーンブースを後にしました。
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天候の影響によりハーフ競技として大会は成立。優勝者
は左から谷昭範プロ(アウトコース)と前川太治プロ
(インコース)
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フェアウエーでは、過去2回「JOYX OPEN」の優勝経験を持つ小田孔明プロをはじめ、小田龍一プロ、藤本佳則プロ、薗田峻輔プロほか、日本を代表するトップゴルファーが白熱のラウンドを展開。参加選手がキャンペーンカラーにちなんだ青いアイテムを身につけるのも、JOYX OPENの風物詩としてすっかり定着しました。初夏にふさわしい、さわやかな「ブルー」で彩られたコースで、今年も「前立腺がんの早期発見・適切治療」のメッセージの定着と広がりを確信した広がりを確信した一日となりました。