- 紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
- 3D-SSP/DaTViewによる画像解析は、核医学画像解析ソフトウェア「medi+FALCON」を使用することで実施可能です。
幻視/ドパミントランスポーターの低下
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画像所見
脳梗塞などの血管病変は認めない。下角の開大や大脳皮質の萎縮も認めない。
Original 画像
3D-SSP解析画像(血流画像/Z-score画像)
画像所見
血流画像およびZ-score画像で、左優位の前頭葉の血流低下と両側頭頂葉、両側後部帯状回、楔前部の血流低下を認めた。後頭葉の血流は保持されておりアルツハイマー型認知症(AD)の血流低下パターンである。しかしレビー小体型認知症(DLB)も否定はできない。
Original 画像
DaTView結果画像
※SBRは使用機種、コリメータ、画像再構成法等によって変動します。
画像所見
左被殻への集積が低下しドット状となっており、集積の左右差を認める。
右線条体もSBRは3.21と集積が低下している。
認知症の原因疾患の鑑別のため実施した脳血流SPECTではDLBよりADが疑われるが、DLBの中核症状である幻視を認めている。しかし、他の中核的特徴であるパーキンソニズムや、レム期睡眠行動異常などの示唆的特徴は認めておらず、DLB臨床診断基準1)ではpossible DLBであった。 |
参考文献
1) McKeith IG, Dickson DW, Lowe J et al; Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies: third report of the DLB consortium. Neurology. 2005; 65(12): 1863-1872.
123I-IMP | 123I-ioflupane | |
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機種名 | シーメンスSymbiaE/ SymbiaS | シーメンスSymbiaE/ SymbiaS |
データ処理装置 | syngo | syngo |
使用コリメータ | LMEGP | LMEGP |
投与量 | 222MBq | 167MBq |
撮像開始時間 | 投与20分後 | 投与210分後 |
収集モード | Continuous | Continuous |
Angular step | 4 度/step | 4 度/step |
Step数 | 45 | 45 |
収集時間 | 20min(2.5min×8) | 25min(2.5min×10) |
収集拡大率 | 1.45 | 1.45 |
マトリックスサイズ | 128×128 | 128×128 |
ピクセルサイズ | 3.3mm | 3.3mm |
スライス厚 | 3.3mm | 3.3mm |
前処理フィルタ | Butterworth | Gaussian FWHM 7mm |
再構成フィルタ | ramp | |
Order | 8 | |
Cut off周波数 | 0.35 Nyquist | |
画像再構成法 | FBP | Flash 3D(Iteration:9 Subset:10) |
減弱補正 | あり(方法:Chang法 μ=0.10cm-1) | なし |
散乱線補正 | なし | なし |