関係会社の活動

エヌ・エム・ピイビジネスサポート(NBS)の
新たな事業展開

新製品開発による医療分野への貢献

当社の関係会社NBSは、新たな事業への着手や研究開発の推進、新製品の発売など、着実に成長を遂げています。NMPグループとしてともに連携し、医療への貢献を目指しています。

研究用試薬・前駆体の輸入販売ビジネス

2016年6月に韓国FutureChem社と独占販売契約を締結し、同社の研究用試薬・前駆体の輸入販売を開始しました。
主として大学・研究機関へ販売供給し、新たな研究支援や合成装置の新規開発などビジネスの拡大を目指しています。

製品

アミロイドPET検査用イメージング剤「ビザミル®静注」の製造販売承認取得と上市

脳内におけるアミロイドベータプラークの高度の蓄積は、アルツハイマー病の特徴的な病理所見の一つとして知られています。アミロイドPET検査は、脳内に蓄積したアミロイドベータプラークを可視化する画像検査です。脳内にアルツハイマー病の病理所見に相当する程度のアミロイドベータプラークを有するかどうかを確認し、認知症の原因疾患がアルツハイマー病であるかどうかを判断する際の一助として利用されます。本剤は2014年3月にGEヘルスケア 社とライセンス契約を締結し、同社との協力の下、当社が医薬品として国内での開発を進めてきた結果、2017年9月27日に製造販売承認を取得、同年11月10日から「ビザミル®静注」として販売を開始しました。 海外においても「VizamylTM」の名称で、米国、EU、スイス及び韓国等で既に医療現場で使用されています。

研究開発

日本医療研究開発機構(AMED)の「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」で採択

国立研究開発法人日本医療研究開発機構の平成29年度 「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」に係る公募(第2回)において、代表機関として応募した課題名「セラノスティクス概念を具現化するための創薬拠点整備を伴う、抗体等標識治療薬(アルファ線)とコンパニオン診断薬の開発」が採択されました。近年、治療と診断を融合した概念(セラノスティクス)が大きな関心を集める中、放射性同位元素を用いたがん治療薬とコンパニオン診断薬の同時開発をめざします。複数のアカデミアや製薬企業とコンソーシアムを形成し、それぞれが保有する高度な知識や技術を融合させて、開発を加速いたします。

PET/CT検査を受けられる患者さん向けパンフレット(英語版、中国語版)の作成

在日外国人の患者さんやメディカルツーリズムを利用される外国人の患者さんは、近年増加傾向にあり、外国語で説明されたパンフレットの作成が望まれていました。そこで、特に要望の高かったPET/CT検査についての英語版と中国語版の患者さん向けパンフレットを作成しました。これらのパンフレットをPET/CT検査を受けられる前にお読みいただくことにより、検査についての理解が深まり、より適切な検査の実施に貢献します。

人材育成

各種研修

人材育成のため「従業員の意欲の向上」、「能力開発」、「キャリア形成支援」といった観点から、新入社員から管理社員まで、役職や経験に合わせた階層別研修や外部教育機関への派遣を通じてコア人材育成を図る選抜研修などを実施しています。この他にも、英会話能力の向上のための研修や、通信教育といった自己啓発への補助により、自ら学び成長する風土の醸成も進めています。また、医薬情報の担い手であるMRには、常に最新の医療・医薬品情報の教育を行っています。

女性活躍推進

女性社員の活躍を推進し、女性管理職にはさらなる能力の開発・向上を図り、将来のコア人材となるべきロールモデルを養成するために、外部研修への派遣を行っています。外部研修では経営戦略やマーケティング等の経営スキル、リーダーシップとマネジメントに関する考え方を身に付け、異業種、異職種の人材との交流により視野の拡大を図ることを目的としています。
また、専門職の女性社員に対しても、前向きなキャリアビジョンを描き、ステップアップへの行動に繋がるよう、キャリア開発を目的とした外部研修にも積極的に派遣しています。