取り組み

創薬

生体内で起きている分子レベルでの変化や反応を画像化(分子イメージング)できる放射性医薬品の特性を生かし、可視化によってこれまで困難だったタイプのがんの診断を可能にしたり、認知症の原因と疑われる物質を描出することで病態解明を助けるなど、新たな分野での利用法を開拓しています。 また、近年世界的に注目されているセラノスティクス(治療と診断の融合)にも取り組み、治療用RIとなるα線放出核種の生産研究と、それを用いた創薬研究も進めています。

αSTARTZ

腫瘍抗原に特異的に結合する抗体などのさまざまな分子に、他にはない当社独自の技術を用いて、治療用にアクチニウム225、診断用にジルコニウム89を部位特異的に標識させることができます。私たちはこの技術(αSTARTZ*)を使った標的α線治療(TAT)薬の研究開発を進めています。
*225Ac-α Site Targeting Advanced Radioisotope Treatment via 89Zr-CDx

創薬活動

当社は、「核医学で健やかな社会を創る」というパーパスの下、患者さん一人ひとりに最適な医療が提供される社会をめざして、アンメット・メディカル・ニーズを満たす医薬品の創製をはじめとした研究開発に取り組んでいます。また、様々なアカデミアや企業と提携し、核医学の価値最大化を探求しています。近年は、RI(放射性同位元素)の特性を生かした「セラノスティクス(治療と診断の融合)」の実現に向けた研究にも取り組んでいます。

沿革

1973年

3月
米国メジフィジックス(MPI)、住友化学工業株式会社(現 住友化学株式会社)、住友商事株式会社の合弁会社として設立

1974年

5月
宝塚工場竣工
12月
第1号サイクロトロン稼働

1975年

3月
MPIに代わり、日本ロシュ株式会社が株主になる

コーポレートガバナンス

経営体制

当社は、経営上の重要事項の決定や取締役の職務執行を監督する取締役会を設置し、会計監査人と監査役による監査体制を敷いています。また、取締役が取締役会で行う意思決定を円滑・迅速に行うため、執行役員制度を導入しています。

コーポレートガバナンス体制図

内部統制システム

当社は、「内部統制システムの整備に係る基本方針」に基づき、業務の適正を確保するために内部統制システムを構築しています。また、内部統制システムに関する諸施策を審議する内部統制委員会を設置し、内部統制システムの充実を図っています。

会社概要

会社概要

本社所在地
東京都江東区新砂3丁目4番10号(〒136-0075)
TEL(03)5634-7006(代表)
事業目的
放射性医薬品、診断用薬、治療薬、医療機器および関連製品の研究、開発、製造、販売ならびに輸出入 等
設立年月日
1973年3月20日
資本金
3,145,780千円
株主
GEヘルスケア(100%)
取引先
全国主要病院
取引銀行
株式会社三井住友銀行