取り組み
創薬
生体内で起きている分子レベルでの変化や反応を画像化(分子イメージング)できる放射性医薬品の特性を生かし、可視化によってこれまで困難だったタイプのがんの診断を可能にしたり、認知症の原因と疑われる物質を描出することで病態解明を助けるなど、新たな分野での利用法を開拓しています。 また、近年世界的に注目されているセラノスティクス(治療と診断の融合)にも取り組み、治療用RIとなるα線放出核種の生産研究と、それを用いた創薬研究も進めています。
αSTARTZ
腫瘍抗原に特異的に結合する抗体などのさまざまな分子に、他にはない当社独自の技術を用いて、治療用にアクチニウム225、診断用にジルコニウム89を部位特異的に標識させることができます。私たちはこの技術(αSTARTZ*)を使った標的α線治療(TAT)薬の研究開発を進めています。
*225Ac-α Site Targeting Advanced Radioisotope Treatment via 89Zr-CDx