よくあるご質問Q&A
Q:PET(ペット)とは
「Positron Emission Tomography」の各頭文字を取って「PET」(ペット)といいます。日本語では「陽電子放出断層撮影」となりますが、一般的に「ペット」と呼ばれています。
画像診断法の一種で、体内に陽電子(ポジトロン)を放出する放射性医薬品(FDG)を注射し、その際に放出される放射線をPETカメラで検出し、その全身分布を断層画像にしたものです。
従来のCTやMRIなどの体の構造をみる検査とは異なり、細胞の活動状況を画像でみることができ、がん、脳、心臓などの病気の診断に有効です。
従来のCTやMRIなどの体の構造をみる検査とは異なり、細胞の活動状況を画像でみることができ、がん、脳、心臓などの病気の診断に有効です。
PET検査は感度、定量性の点でSPECT検査より優れていることから近年、使用頻度が高まっています。ただし、PET検査に用いられる放射性核種(フッ素-18(18F) 、酸素-15(15O)等)がSPECT検査に用いられる放射性核種と性質が異なるため、一般的なガンマカメラは使用できず、PET専用の装置が必要です。
*PETカメラは、360°の検出器がリング状に配置され、身体から放出される放射線を様々な角度から検出可能です。
Q:ラジオアイソトープ(放射性同位元素)、RI(アールアイ)とは
アイソトープ(同位体)の中で、構造が不安定なため、原子核の中から時間とともにガンマ線などの放射線を出しながら崩壊していく核種のことをラジオアイソトープ(放射性同位元素)といいます。放射性核種、RI(アールアイ)とも呼ばれます。
ラジオアイソトープによってその崩壊の速度は異なり、元の半分になるまでの時間を半減期といいます。核医学で用いるラジオアイソトープの半減期は短く、数十秒から数時間ものが用いられています。
従来のCTやMRIなどの体の構造をみる検査とは異なり、細胞の活動状況を画像でみることができ、がん、脳、心臓などの病気の診断に有効です。
従来のCTやMRIなどの体の構造をみる検査とは異なり、細胞の活動状況を画像でみることができ、がん、脳、心臓などの病気の診断に有効です。
特にPET検査で用いられる放射性医薬品FDG は半減期が110分と短く、検査を行う際、様々な制限があります。