前立腺がんの放射線による治療法の1つに「小線源治療(しょうせんげんちりょう)」があります。この治療法は、小さな放射線源(ほうしゃせんげん)を前立腺の中に入れて放射線照射(ほうしゃせんしょうしゃ)を行うもので、組織内照射(そしきないしょうしゃ)とも言われています。
アメリカではヨウ素125という放射線源(ほうしゃせんげん)を使った小線源治療(しょうせんげんちりょう)が1990年頃から盛んに行われており、現在では年間5万人以上がこの治療を受けています。日本においては2003年から治療が開始され、有効性と安全性が確認された治療方法です。
現在、全国107施設で小線源治療(しょうせんげんちりょう)が実施され、年間約4000人の人が治療を受けています。