5.核医学検査による患者の被ばくの考え方
監修
百瀬 満 先生
東京女子医科大学 画像診断学・核医学講座
核医学検査による患者の被ばくの考え方
・核医学検査で受ける被ばくは内部被ばくである。
・被ばく量の規定因子
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1. 低年齢ほど高被ばくのため、投与量を制限する
小児 : 高い実効線量 + 高い放射線感受性 -
2. 体内での滞留時間が長いほど高被ばく
例.Ga(腸管排泄)>Tl(腎・尿排泄) -
3. 実効半減期(物理学的半減期と生物学的半減期)が長いほど高被ばく
例.Tl(73時間)>Tc(6時間)(物理学的半減期)