今こそ心筋シンチ!その使いどころは?
- 安定冠動脈疾患における虚血評価を再考する! ~ISCHEMIA試験など最近のメガトライアルの結果を踏まえて ISCHEMIA試験を受けて、安定冠動脈疾患に対する虚血心筋量の評価や血行再建術の意義、冠動脈CTの活用と心筋シンチとの使い分け、侵襲的虚血評価の役割、安定冠動脈疾患の予後改善のために、Heart Risk View-Sの活用や心不全での血行再建の必要性について鼎談形式で先生方に討論いただきました。
- SPECTを用いた虚血心筋の
評価による治療選択と予後 %Ischemicの概念と臨床活用 松本 直也先生
(日本大学医学部 循環器内科 教授) 心筋の生理学的虚血評価の手法として従来からよく使用されているものの1つに負荷心筋SPECTがある。ここでは、心筋SPECTで得られる虚血心筋の半定量的評価とエビデンス、さらに日常臨床での利用について述べる。 - 心筋シンチグラフィとFFR 両者の特徴を組み合わせた
虚血性心疾患の治療戦略 川﨑 友裕先生
(新古賀病院副院長 心臓血管センター長) 心筋シンチグラフィとFFRはいずれも虚血評価のモダリティとして利用されているが、前者は心筋虚血、後者は血管虚血と、評価対象の違いから必ずしも結果が一致しない場合もあり、その有用性や診断精度についてしばしば対立関係で論じられることも多い。ここでは、両者の特徴について述べ、さらに両者を組み合わせた治療戦略について考察する。 - 治療後の慢性期では心筋シンチで虚血評価を! 藤野 晋先生
(福井県立病院 循環器内科 主任医長) 中等度以上のリスクを持った症例では、治療後慢性期において、特異度や陽性的中率が高い心筋シンチでこそ評価することの重要性が解説されています。 - 治療に役立つ心筋シンチ ―私の使い方3 塩見 紘樹先生
(京都大学医学部附属病院 循環器内科)
加藤 貴雄先生
(京都大学医学部附属病院 循環器内科) 冠血行再建術後のフォローアップ
~ReACT trialからの知見と負荷心筋血流シンチグラフィの活用例~ - 治療に役立つ心筋シンチ ―私の使い方4 大鶴 優先生
(倉敷中央病院 循環器内科) 陳旧性心筋梗塞症例における新規虚血病変の検出 - 治療に役立つ心筋シンチ ―私の使い方5 横井 宏佳先生
(福岡山王病院 循環器センター センター長) 多枝病変例における治療方針決定と治療後フォローアップにおける活用
FFRで十分ですか? 適正な虚血評価とは!?
安定冠動脈疾患に今こそ心筋シンチを!
~心筋シンチやFFRの適切な使用方法とは~
■ 座 長 | : | 東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科 教授 中村正人 先生 |
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■ コメンテーター | : | 日本医科大学 放射線医学 主任教授 汲田伸一郎 先生 |
日本大学病院 循環器内科 教授 松本直也 先生 | ||
久留米大学病院 循環器病センター 教授 上野高史 先生 | ||
福岡山王病院 循環器センター長 横井宏佳 先生 |
心臓画像診断ポケットマニュアル
症例ごとのdecision making
心筋シンチの読影にはコツがある!
心筋読影テキスト
総論
東京女子医科大学 画像診断学・核医学講座 百瀬 満
読影のポイント