紹介した症例は、臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
パーキンソン病の原因と画像所見
パーキンソン病と似た病気での画像所見
- 症例提供
監修 - 斉木 臣二 先生
順天堂大学医学部附属順天堂医院 脳神経内科
パーキンソン病の原因と画像所見
① 黒質のドパミン神経でつくられたドパミンが線条体に送られます。
② 線条体から大脳皮質に運動を調整する指令が出されます。
③ 指令を受けた大脳皮質から、全身に運動の指令が伝えられます。
ドパミントランスポーターシンチグラフィ検査を受ける際の注意事項
- 検査の予約日時を守ってください。
- 妊娠中・授乳中の方は申し出てください。
- アルコールに過敏な方、その他過敏症の既往歴のある方は申し出てください。
- 何らかの治療薬を服用中の方は申し出てください。
パーキンソン病と似た病気での画像所見
- MRI/ドパミントランスポーターSPECTの疾患ごとの代表的な画像所見を提示するため、異なる被験者の画像を組み合わせている例もあります。
- 医師の判断により、必要に応じて他の検査が追加される場合があります。
本態性振戦(ET)
脳血管性パーキンソニズム(VP)
*:線条体又はその近傍に血管性病変を伴う場合、それに一致した低集積がみられる場合があります。
進行性核上性麻痺(PSP)
薬剤性パーキンソニズム(DIP)
多系統萎縮症(MSA)
**:被殻背外側にスリット上の高信号を認め、そのすぐ内側が低信号
特発性正常圧水頭症(iNPH)
***:集積低下との報告もあります。 Pozzi NG, et al. Movement Disorders 2021 Jan;36(1):124-132