かかりつけ医のための認知症診療Q&A
愛知県認知用疾患医療センター長
川畑 信也 先生
高齢社会のなかで認知症患者さんは著増しています。かかりつけ医の先生方の外来でも物忘れが心配と受診される患者さんあるいは高血圧や糖尿病などの身体疾患で通院している患者さんのなかで認知症が疑われる患者さんは多いと思います。一方、認知症は診断が難しい、診断後どのように対応したらよいかわからないから診療したくないと考えている先生方も多いのではないでしょうか。認知症患者さんの数は、認知症を専門とする医師だけでは対応できないほど増加してきています。今日ほど、かかりつけ医の先生方が認知症診療に関わることを求められているときはないと思います。
認知症を専門とされない先生方が認知症診療に関わる際のポイントを解説したものです。かかりつけ医の先生方に是非認知症診療のスキルを身につけて頂きたいと思います。
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アルツハイマー型認知症を見つけるコツとは?
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専門医はどのような診察をしているのか?
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認知症患者さんと介護家族への対応は?
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脳血管障害は、わが国では悪性腫瘍、心疾患に次いで死亡原因の第3位に位置し、要介護の原因疾患として最も多いものです。従来から脳血管障害に認知症を伴うとき、血管性認知症と安易に診断されてきた可能性が高いと思われます。アルツハイマー型認知症と診断するためには血管性認知症の存在を除外しなければならず、逆の場合も同様です。しかし、実際には両者を合併する患者さんが多いと思われます。血管性認知症は、解決しなければならない問題点を数多く抱える病態なのです。さらに今日、アルツハイマー型認知症と血管性認知症は、臨床症状や血管性危険因子など多くの点で類似性を示すことが強調されてきています。今回は、かかりつけ医の先生方が日常臨床で遭遇する機会の多い血管性認知症の病態とその対策について解説を行いたいと思います。
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血管性認知症をどう考えたらよいのか?
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血管性認知症における脳SPECT検査の役割は?
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血管性認知症の患者さんをもつ家族への指導法は?
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かかりつけ医の先生方にとって、レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies; DLB)は聞き慣れない疾患名かもしれません。しかし認知症診療では、アルツハイマー型認知症ならびに血管性認知症についで遭遇する可能性が高い原因疾患です。日常臨床では、このレビー小体型認知症がアルツハイマー型認知症として誤診されている場合が少なくありません。レビー小体型認知症の臨床的な特徴とその対策を理解しておくことは、認知症診療に対するスキルの拡大に繋がります。今回は、レビー小体型認知症の臨床像と診断のコツ、診断に際しての脳SPECT検査の役割などについて解説を行いたいと思います。
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レビー小体型認知症はどのような病気?
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アルツハイマー型認知症との鑑別のポイントは?
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患者さんの家族に指導すべきことは?
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“認知症とうつ”は、近年、認知症診療における大きなテーマのひとつです。物忘れや意欲の減退などを主訴に外来を受診する患者さんのなかで、認知症以外にうつが背景に潜んでいることが少なくありません。また、認知症の経過中にうつを合併する患者さんもしばしばみられます。うつは、治療可能な病態との視点から、うつを見逃さないことが認知症診療では重要になってきます。さらに、認知症を伴っていないうつ患者さんを外来で診療する機会も増えてきています。
今回は、認知症とうつの関係や臨床像の違い、うつの薬物療法、両者の鑑別に際しての脳SPECT検査の有用性などについて解説を行いたいと思います。
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認知症とうつの関係は?
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うつと認知症の鑑別における脳SPECT検査の役割は?
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うつと診断後の治療と家族に対する指導は?
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