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- ● 「警告・禁忌等を含む使用上の注意」等については添付文書 ご参照ください。
- ● 紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
- ● DaTViewによる画像解析は、「核医学画像解析ソフトウェア medi+FALCON」※を使用することで実施可能です。(※認証番号:301ADBZX00045000)
脳血管性パーキンソニズム②
術後の経過は良好。虚血症状なし、過灌流徴候もなし。抗血小板剤2剤を服用。退院後、外来通院している。
脳血管性パーキンソニズムを疑い、頭部MRIを再検。DaTSCANを施行。
ダットスキャン静注 症例集 資料がダウンロード可能です。
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FLAIR画像で両側にラクナ梗塞がみられた。今回の病変は右頭頂葉Watershed領域であり、MRAで右内頚動脈の高度狭窄がみられた。
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CAS後、歩行障害を中心とした症状悪化がみられたため、MRI及び頭部MRAを施行した。FLAIR画像では右頭頂葉の梗塞病変が明瞭になった程度の変化であった。またMRAでは開存状態は良好であった。

SBRも左右平均=2.10と全体的に低めで、右=1.67、左=2.54と右側の方が低値であった。
DaTView結果画像
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SBRは使用機種、コリメータ、画像再構成法等によって変動します。
■まとめ
脳梗塞の既往があり脳血管性パーキンソニズムを疑ったが、パーキンソン病の合併も否定しきれないため、DaTSCANを行った。DaTSCANで集積低下がみられたため、レボドパの投与を行い経過をみている症例である。