「警告・禁忌を含む使用上の注意」等については添付文書を参照ください。
紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が 同様な結果を示すわけではありません。
3D-SSP_Z-Graph/DaTViewによる画像解析は 核医学画像解析ソフトウェアmedi+FALCON*を使用する事で実施可能です。(*認証番号:301ADBZX00045000)
本コンテンツで使用している画像提供元:兵庫県立リハビリテーション西播磨病院
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このページ内のコンテンツは症例提供いただいた兵庫県立リハビリテーション西播磨病院脳神経内科医長・認知症疾患医療センター センター長 高橋竜一先生による音声と動画の解説がございます。 本ページ内の「」をクリックすると音声 が、 画像内の「▶」をクリックすると動画 が再生されます。
兵庫県立リハビリテーション西播磨病院脳神経内科医長・認知症疾患医療センター センター長 高橋 竜一先生より
脳SPECT検査の活用事例
近時記憶障害を中心とした軽度認知障害
- ● 診断病名 MCI due to AD (MCI due to Alzheimerʼs disease)
- ● 年齢 60歳台後半
- ● 性別 男性
症例の背景
- 受診の経緯
- もの忘れの進行で認知症精査のため近医からの紹介受診。
- 既 往 歴
- 高血圧
- 現 病 歴
- 2、3年前からのもの忘れ。映画を見て同じビデオを見ても、初めて見たと言い張る。仕事での忘れ物やいらいらすることが多くなった。もともと方向音痴であったが、2、3カ月前に郵便局に行った際、帰り道が初めて通る道のように思うなど、道を忘れることが増えた。当施設に何度も来たことがあるという作話もある。自発性の低下がみられ、趣味のゴルフにもいかなくなった。礼節は保たれている。徘徊は無い。夜間の寝言は無い。尿の回数は多いが尿失禁は無い。
- 神経症状
- 躓くが、転倒は無い。パーキンソニズムは無い。
- 神経心理検査
記憶検査 - MMSE:26/30点 ADAS: 7/70点 FAB:14/18点
論理的記憶:直後再生 5/50点 30分後再生 7/50点
MRI検査
両側頭頂葉に軽度の萎縮を認めた。海馬の萎縮は認めない。
パーヒューザミン®注(IMP) 脳血流SPECT検査
前頭葉(➡)の血流低下と、左頭頂葉(➡)と楔前部(➡)、後部帯状回の一部(➡)など、後方領域に低下を認め、アルツハイマー型認知(AD)の血流低下パターンを呈している。